【特別掲載】2022年までに起こる産業革命に備えておくべき資産運用のあり方とは? 〜定年後設計フォーラム講演録:渋谷 豊氏 前編〜

マネラボ編集部

2018.06.11.(月)

未来投資戦略 2017-Society 5.0に見る、これから伸びる産業

「未来投資戦略2017-Society 5.0」というものが、去年の2017年6月に閣議決定し、戦略の全体像を示すレポートが内閣府から出ましたが、ここに投資のヒントがあるので、何度も見てください。このSociety 5.0とは何かと言うと、1.0は狩猟民族、狩猟時代、2.0が農耕時代、3.0が工業化時代、4.0が情報化社会です。そしてSociety 5.0が今の時代で、超スマートシティ、スマート世界と書かれています。いろんな物がスマートに繋がる時代が来ると言うのがこの5.0です。

内容をまとめてみました。

区分のところのB to Cというのは、Bが会社、Cが個人です。Bの法人からCの個人に行くものです。法人から法人のものというのがありますが、日本は安倍政権を含めてこの方向で世の中を良くしようということです。その方向に国が向かうということは、その産業は大きく伸びると思ってください。

「健康寿命の延伸」は、AIや遠隔支援診療が入ってきます。そういうニュースがあった時、関わっている企業や産業は有望だという風に考えましょう。

「移動革命の実現」は、隊列走行ドローンというのができます。隊列走行というのは、1つのトラックが先行して走ると、残り3つぐらいが無人運転で後を追ってくるものです。つまり1人で4台運転できということです。ドローンは、いわゆる山の中に住んでいるような薬を届けられないような場合にドローンで送り続けたり、定期的に送るとことができたりすると言われています。

「ロボット革命」は、足腰が弱った時にサポートしてくれるロボットであったり、工業的なロボットであったりと、全てを含めてかなり変わってくると言われています。

「FinTech(フィンテック)の推進」は、決済が今までのように送金ではなく、お金の伴わない決済が進みます。自分の口座から引かれて向こうの口座から引かれるようなものや、金融テクノロジーが進むと言われているものです。

「サプライチェーンの次世代化」はすごく簡単に言いますと、ネットで買うような洋服が、ちょっと長すぎて裾が余っちゃったので切りたいという時に、自身で切ったりお直しに出したりするようなことも全てインターネットでできるような、物の供給が劇的にスムーズになることをサプライチェーンの次世代化と考えています。

「シェアリングエコノミー」は、私も個人的に注目しています。例えばマンションがA〜C棟まであったとして、住人が各棟100世帯、300世帯ある場合、その300世帯がそれぞれ車を持つと300台必要ですが、シェアリングエコノミーで共有名義で車50台をシェアするという具合です。スマートフォンで、日曜の朝7時から10時までスーパーに行くため予約と言うと、B棟の前に車がきて、買い物から帰ってきたら車が勝手に車庫に入るというような時代が来ると言われています。

「快適なインフラ〜i-Construction(アイコンストラクション)」は、例えば、遊休地を開発する場合、今までは測量は棒を立てて人が測っていましたが、ドローンで上から測量することで測量時間が1/3以下になります。そしてそれをシャベルカーのカーナビに入れて自動で整地をします。

それができた後に、今度はドローンで作った設計図を基に、PC工法といって、コンクリートを工場で全部作って現地に行って積み上げるだけ、ということができます。実際に中央道東名で行われている工事のほとんどがこの方法で行われていて、工期は2/3から半分以下になってきました。この他「データ活用基盤の構築」や「規制のサンドボックスの創設」があります。この9個はすごく有望だと覚えていただければと思います。

これはマッキンゼーという世界で一番有名なコンサルティング会社が出した、2025年の世界がこうなるというレポートで市場規模を表したものです。株式投資などは、規模の小さいものに投資をしても残念ながら成果がでづらいです。誤解を恐れずに言うと、食感の新しいチョコレートが出たらすごく楽しいですが、経済規模は数億円レベルです。新しく素敵な発明ですが、やはり規模が大きいものに委ねないと、なかなか成果が出ないことがありますので、こういう順番で経済規模があることを覚えてください。

一番上が「モバイル・インターネット」です。
これは皆さんが持っている携帯電話とかそういったものの規模です。なんと累計ではなく、2025年で1,000兆円です。日本のGDPの1.5倍、中国のGDPとほぼ同じくらいになると言われています。

あとAIが670兆円、そしてIoTが620兆円、クラウドテクノロジーから始まってこのように多くのテクノロジーを集めていくとなんと2,000兆円を軽く超える規模のことが、変革として起こっている、今はその真ん中にいるのです。ですので、AIとかIoTという言葉がよく分からないと思わずに、是非知っていただきたいと思います。

不安を解消!老後に必要な7つの備え

【定年後設計フォーラム:その他の講演録はこちら】
【特別掲載】定年後を豊かする「4つの資産」とは?〜定年後設計フォーラム講演録:蟹瀬誠一氏 前編〜

【特別掲載】自分も下流老人に!?日本人の5人に1人が貧困ライン 〜定年後設計フォーラム講演録:藤田 孝典氏 前編〜

【特別掲載】2022年までの資産運用のあり方 – 5つの技術と4つの産業 - 〜定年後設計フォーラム講演録:渋谷 豊氏 後編〜

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マネラボ編集部

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