これからの時代を生き抜くスキルとは?

藤川里絵

2016.12.12.(月)

これさえ身につければ安心!
そんな鉄板スキルが分からない時代

お金の教養スクールでは、”自分資産”という項目があります。自分の持っている有形無形のさまざまな資産(体力、技術、知識、コミュニケーション能力、情報、金融など)を増やすことで、自分の付加価値を高めようという考え方です。では、付加価値を高めるために、身につけるべきスキルはなんでしょう? 今は、ひと昔前とちがって、とりあえず英語とか、とりあえずPCなどと言ったように、これさえ身につければ大丈夫というスキルが断定しづらい時代です。

一説によると、これからの20年間で、今ある仕事の60%はロボットに取って代わられるそうです。たしかにその兆候はここ数年で顕著に現れています。最近ニュースでも取り上げられ注目度が高まっているのは、人工知能で適切な資産運用を指示してくれるサービス。もしこのサービスがどんどん広がって一般化されたら、専門知識を身につけてコンサルティングをしていた人たちの仕事がなくなってしまうかもしれません。
実際、クラウドの無料会計ソフトが登場したおかげで、確定申告がものすごく簡単になり、今まで税理士さんや会計士さんにお願いしていたのをやめたという人の話も聞きます。長い時間とお金をかけて身につけたスキルでさえ、保証されていないのです。

フラット化される世界でなくならない仕事は?

このようにIT化とグローバル化の影響で、世界はどんどんフラット化していきます。だれにでもできる仕事であれば、人件費が安いほうに仕事は流れますし、情報を処理したり整理する事務作業であれば、より早く正確なコンピューターのほうがよいに決まっています。

自分にしかできない、もしくはコンピューターやロボットに取って代わられないスキルはあるのでしょうか?

今のところ、コンピューターやロボットにはぜったいできないと言われている事があります。それはゼロから何かを創造することです。たとえばロボットは指示されたとおりに正確に絵を描くことはできても、人間のように自分のイマジネーションを絵で表現することはできません。また創造するというのは、個別の才能なので、真似されにくい独自の能力と言ってよいでしょう。であれば、クリエイティブな分野を磨くというのが、ひとつの解になるかもしれません。

クリエイティブというと、芸術家やミュージシャン、漫画家、映画監督など、スペシャルなものを思い浮かべるかもしれませんが、もっと身近な仕事でもたくさんあります。企画を考えたり、文章を書いたり、デザインしたり………。『「好きなことで起業する」は本当に可能なのか?』のように、「好き」で仕事を立ち上げる人も少なくありません。

そのような個人の才能を、簡単に表現できる場があるというのは、じつはIT化、グローバル化の大きな恩恵でもあります。

SNSの発達で個人が世界とつながる時代

先日、『日本の給料&職業図鑑』という本を買いました。いろんな職業の給料がイラストとともに紹介されている本で、娘たちの将来の職業選びの参考になるかと思ったのですが、見事に彼女たちが食いついたのはユーチューバーでした。なんと月収600万!! もちろんほんのひと握りの人に限定されてますが、夢のある話です。

また、とある出版社の人から聞いたところによると、ブログやインスタグラムでプチプラファッション(ユニクロ、ZARA、H&Mなどのファストファッションブランド)のコーディネートをアップし、多くの読者やフォロワーがいる人だと、本を出版したり、講演依頼があったり、ブランドとコラボしたり、ブログのアフィリエイト収入があったりと、月収500万円超の人もけっこういらっしゃるとか。

つまり自分の得意なことを、上手に表現できる人は、それを簡単に世界に向けて発信できるということです。YouTube、フェイスブック、Instagram、TwitterとSNSの発達で、個人が世界とつながる時代になっています。クリエイティブな才能を磨き、それを上手に発信する能力を身につければ、案外楽しい時代に生きているのかもしれません。

 

藤川里絵

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「お金の教養スクール」にて教壇に立つ。マネージメント事務所kili office代表。ファイナンシャルアカデミーが主催する株式投資の学校の卒業生。2011年~2015年の間に株とFXで資産を12倍に増やす。女性らしい視点での成長企業の発掘法に定評がある。

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