知らないと損する、国民年金保険料をおトクに納める3つの方法

大竹 のり子

2017.04.24.(月)

国民年金保険料が4月から値上げに

進学に進級、就職、転勤など、4月は生活環境の変化が大きい季節。そんな4月に変化を迎えているのは私たちの生活だけではありません。私たちをとりまく制度や法律の中にも4月から変わるものがいろいろあります。

そのひとつが国民年金の保険料の値上げ。実は、国民年金の保険料は、2005年4月以降、毎年4月に値上げされているのです。今年が2017年ですから、数えるとなんと13年連続!皆さんはこの事実、ご存じでしたか?

いくら値上げになった?

この4月の値上げの金額は、230円。もしかすると「なんだ、それだけか」と思うかもしれませんね。でも、この数百円が意外とあなどれないのです。実際の保険料を見ると、2005年4月に値上げがスタートする前は毎月、1万3,300円だったものが、2017年4月には1万6,490円に。3,000円以上の値上げですから、家計にとってもそれなりにインパクトが出てきます。

特に、国民年金保険料を納めている人の多くは自営業やフリーランスですから、納付手続きも自ら行わなければなりません。納付書を見るたびに「高いなぁ……」とため息をついている人もいるかもしれませんね。そんな人のために、国民年金保険料をちょっとだけおトクに納める方法を3つご紹介します。

もし国民年金と厚生年金の違いがイマイチわからない場合は、『今さら聞けないお金のギモン・国民年金と厚生年金ってどう違うの?』の記事を先にチェックしてみましょうね。

【方法その1】前納(まとめて前払い)する

国民年金の保険料は、前納、つまりまとめて前払いをすると割引になります。6ヵ月〜2年までの前納があり、6ヵ月ずつ前納すると1年あたり2,240円、1年前納では4,150円、2年前納では15,640円(1年あたり7,820円)の割引が受けられます。

金額だけ見てもピンとこないかもしれませんが、これらは年利4%に該当する割引率。銀行預金の普通預金金利が0.001%、金利が高めな定期預金でもせいぜい0.1%であることを考えると、かなり有利な割引率だということがわかります。

【方法その2】当月末振替に切り替える

意外と知られていないのがこの方法。国民年金保険料を口座振替で納付している場合、通常は該当月の翌月末に保険料が振替になる仕組みになっています。つまり、“後払い”がスタンダードということ。

これを当月末の振替に切り替えると、早割として毎月50円が割引になります。金額は少ないですが、60歳まで毎月継続して割引になることを考えたら、切り替えしないのは損!

【方法その3】クレジットカード払いにする

もしも毎月、金融機関やコンビニの窓口で納付をしているのであれば、クレジットカード納付に切り替えるのがおすすめです。納付額に応じたポイントが貯まるので、その分だけおトクになります。

加えて、この4月から新たにクレジットカード納付でも2年前納ができるようになりました。2年前納での割引されたうえにクレジットカードのポイントも貯まるのはダブルでおトク。まとめて前払いする余裕があるなら、やらない手はありません。

公的年金制度の崩壊が危惧されて久しいですが、そうはいっても公的年金はやはり、私たちの老後の生活を支えるベース。老後に問題を先送りしないためにも、知識を身につけて賢く備えていきましょう。

大竹 のり子

"株式会社エフピーウーマン代表取締役。ファイナンシャルアカデミー取締役。ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者)
出版社の編集者を経て2005年4月に女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」を設立。 現在、雑誌、講演、テレビ・ラジオ出演などのほか、人生の“やりたい”を“できる”に変える『お金の教養スクール』を運営中。『なぜかお金に困らない女性の習慣』(大和書房)、『美しく生きる女(ひと)のためのお金の作法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書は40冊以上に及ぶ。"

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