不安定な動きになりやすい3月

山根亜希子

2017.03.06.(月)

なぜか荒れやすい3月前半

だんだん暖かくなる3月は色々なイベントも多くて忙しい時期ですね。
3月後半には西日本や東京では桜が咲くので一番好きな季節という人も多いでしょう。
花粉症の人にとっては嫌な時期かもしれませんが。

日本は3月末が年度末ということで仕事が大変な人もいると思います。
そして、学校も3月が卒業式です。
日本の場合、1年の区切りが3月末なので、引っ越しやライフスタイルの変化などが一気に押し寄せて相場なんて見ているゆとりがないと嘆いている人は、トレードはしばらくお休みでもいいかもしれません。

その理由の1つが、3月前半はなぜかショック的な動きが起こることが多いということです。

2007年、2008年の金融危機の時も3月に大きな暴落が襲っています。
2011年は東北の大地震で3月中旬に暴落が起こりました。

2011年というと欧州で金融危機が起こっていた時期でもあり、金融市場が不安定な状態にあるときに何か起こると春に暴落が起こりやすいのです。

昨年のように1月、2月に大きな下げがあれば逆に、3月はそれほど暴落を心配しなくてもいいのですが今年は下げてはいますが株価などは比較的堅調な動きが続いています。

2月末から3月初めに高値圏にあるときは、3月中旬にかけての大きめの調整を警戒した方がいいということです。

為替でよくあるパターンは、2月から3月前半にかけて円高になるという動きです。
企業の本決算を前に円転(外貨を円に両替)する動きが出やすくなることも関係しているようです。

otokoerabi

3月中旬はイベントが盛りだくさん

しかし、不思議なことに3月末から4月初めは上昇する動きが見られます。
株価上昇、円安という動きになりやすいのです。

3月末の決算の数字をよくするために買いが入りやすいという話もあります。
為替も円転が終わって円を買う動きがおさまり、円安に転じるということです。

毎年こうなるわけではありませんがトレーダーは過去の動きをある程度知っておく方が失敗を防ぐことができます。

今年はどうなるかわかりませんが、3月は、米国の利上げがどうなるかというFOMC、欧州ではオランダの総選挙、10日の米国の雇用統計の発表、と中旬に重要イベントが続きます。

ということで、相場に参戦するトレーダーさんは、いつも以上にしっかりとイベントカレンダーを頭に叩き込んでおいた方がよさそうです。

 

山根亜希子

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「FX、外貨の投資スクール」の教壇に立つ。1973年大阪生まれ。京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科卒。サイエンスライターとして6年間東京勤務。文部省・科学技術庁(現文部科学省)担当科学技術庁の記者クラブのメンバーとして、科学技術関連の記事の執筆などを行う。主な取材内容は、国公立・私立大学などの研究室で行われている先端研究。その後大阪に戻り、失業中にFX取引開始。現在、フリーライターをしながら個人投資家としてFXを楽しんでいる。趣味はアロマテラピーと海外旅行。

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