FXは儲かりやすい?

田中和紀

2016.12.19.(月)

投資は心理に振り回され勝手に自滅していくもの

投資で儲かるコツは何でしょうか。多くの投資家が様々な答えを持っていると思います。その中で、大事だと思う答えの一つにメンタルを挙げる人も多いでしょう。私もその一人です。今回はメンタルの大切さとFX(長期投資に関して)が儲かりやすいと考える理由をお伝えします。

投資にはメンタルが重要です。儲かっている時は欲が強まり、損をしている時は不安が強まります。経済学の行動ファイナンス理論では、この心理状態が非合理な行動をまねくと論じています。特にマイナスになっている状態での心理は不安定で、損切りの判断を狂わせ、傷を大きくするケースが多い。不安定な心理状態が計画性を失わせ、その場の雰囲気に流された判断をさせるのです。

大損をする投資家のパターンは、初期の相場下落時では期待や落ち込みから早めの損切りができず、下落最終局面や急落場面になると不安の増大で損切りするケースが多いようです。投資は勝敗数ではなく得失点差なので、何勝しようが1回大きく負けてしまえば、致命傷になります。損をする多くの投資家は、自分の心理に振り回され非合理な行動で勝手に自滅しているのです。トレード経験があれば、誰でも身に覚えがあるのではないでしょうか。私も実感していますし、また私がFX会社に在籍していた時も、顧客はマイナスになると不安定な心理状態で自滅していました。

FXとは下落しても紙くずにならない!

ではメンタルがFXの長期投資とどう繋がるのでしょうか。FXとは通貨の交換です。たとえば米ドル/円を買ったとしても、米国が破綻しない限り紙くずにはなりません。その点は株よりも安心で、下落しても不安は小さいでしょう。

また外国通貨を買って下落しても、すべて悪いことばかりではありません。下落とは一般的に円高になるということで、円が強くなるということです。実生活では海外商品が全て安くなります。海外資産や海外旅行、海外移住も割安になります。円高は、グローバルで考えれば日本の資産価値や給与が上昇したことになります。今はアジア圏の人々が日本で爆買いをしていますが、円高になれば日本人が海外で爆買いもできます。

そして、FXとは買い持ちを続けることによって、多くの通貨でスワップ金利が受け取れます。塩づけ状態でもあきらめはつきます。要するに、FXは下落したとしても考え方次第でメリットも多いのです。下落しても紙くずになりにくい安心感と円高メリットを受けれる状況、そしてスワップ金利の授受が可能なのです。このポジティブな考えは下落時の不安を後退させます。

ポジティブ思考が儲けの秘訣

私は10年前ドル/円を120円台で購入して、その後75円まで下落しましたが、このような考えを持つことで耐え忍ぶことができました。結果、損切らず長く持ち続けることでスワップ金利を得て儲けることができています。下落時にポジティブな考え方で、メンタルを正常にし、自滅を防げたと思います。つまりFXは通貨が下落しても、ポジティブな考えができれば、合理的な行動がとれ儲けやすいと考えます。

 

田中和紀

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「FX・外貨投資スクール」で教壇に立つ。福岡大学卒業後、証券会社入社。金融ビッグバン当時、業界初のFX事業の立ち上げに関わる。投資実績としては、ドル/円、豪ドル/円のロングポジションの長期投資。年率にして平均15%で10年以上運用した。その他様々な金融商品を取引中。オプションSQに合わせて、オプションの短期売買を実施しています。2006年よりKAZUKI FP事務所代表。証券会社、情報ベンダーなどで講演・執筆を中心に活動。

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