つみたてNISAの対象ファンド、インデックス型・アクティブ型って何?

宮崎悠

2018.04.19.(木)

前回までは、つみたてNISAの制度の概要や投資初心者にも投資しやすく、長期の資産形成におすすめだということを解説してきましたが、つみたてNISAとは、一言でいうと投資信託を毎月少しずつ購入することです。

しかし、投資初心者にとっては、投資信託そのものがどういう仕組みになっているのかよくわからないという人も多いと思います。

つみたてNISAを本気でやってみようと考えているなら、まず投資信託から知らなければなりません。今回は投資信託の仕組みやインデックス型・アクティブ型の違いをわかりやすくご説明します。

そもそも投資信託ってどういう仕組み?

投資信託はファンドとも呼ばれ、投資家から集めた資金をひとつにまとめ、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロに投資・運用を任せ、そこから得た利益をそれぞれ投資家の投資割合によって分配する仕組みです。

投資信託の時価は「基準価格」といい、投資信託がスタートする際は1口1円で設定され1万口(1万円)で公表されます。新しくつくられる投資信託のほとんどの基準価格が1万円からスタートします。

基準価格は組み入れられている銘柄の終値によって毎日計算されるため、日々変動します。投資信託を売買するときは基準価格で取引され、1万円で購入した投資信託を12,000円のときに売却すれば2,000円の売却益が出ます。しかし、分配金が支払われた場合は、分配金分の資産が減るため、基準価格が下がることになります。

投資信託はそれぞれに、分配金の回数(毎月や年1回など)が決められているものや無分配(分配せずに再投資する)のものがあります。しかし、分配回数が決まっていても運用成績によって支払われなくなる場合や減額される場合もあります。
また、予め信託期間を決めているものや無期限のものがあり、信託期間が決められている場合は、償還日(運用終了の日)に投資信託の資産を全て清算し、投資家の投資口数に応じて償還金として分配されることになります。

インデックス型投資信託とは?

つみたてNISAの対象商品は、142本ある中(2018年3月19日現在)、インデックス型が127本、アクティブ型が15本となっていて、圧倒的にインデックス型が多くなっています。

インデックスとは、マーケット(市場)全体の動向を示す指標や指数のことをいい、「日経平均」「TOPIX(東証株価指数)」「NYダウ」などのように、個々の価格のデーターから市場全体の動向をわかりやすくするため数値化されたものです。

インデックス型投資信託とは、基準価格がインデックスと連動する投資信託です。そのため、株価指数に採用されている銘柄群と同じ銘柄構成で運用されます。

インデックス型のメリットは、ファンドマネージャーが銘柄を選択したり入れ替えたりする手間が少ないため、信託報酬が低く設定されていることや投資家にとっても値動きがシンプルでわかりやすいことなどが挙げられます。デメリットとしては、大きな儲けが期待できないことです。

アクティブ型投資信託とは?

一方、アクティブ型投資信託とは、ベンチマーク(日経平均などの投資信託を運用する際の目標とする基準)を上回るパフォーマンスを目指した投資信託のことです。

そのために、積極的に売買して投資銘柄を入れ替えていく必要があり、投資銘柄の情報収集や分析なども必要です。また、売買手数料などのコストがかかるため、信託報酬が高くなります。そして、ファンドマネージャーの手腕が重要になってきます。

アクティブ型のメリットは、インデックス型よりも高いパフォーマンスを目標としているため、短期的には運用成績がインデックス型より大きく上回る可能性があります。しかし長期的に勝ち続けることが難しいことやコストが割高になるというデメリットがあります。

つみたてNISAでは、数ある投資信託の中から厳選された142本を選ぶことができます。アクティブ型は少数ですが、インデックス型では少し物足りない、退屈だと思う人はアクティブ型を選ぶこともできます。

何かを買う場合、同じ金額ならどれが自分にとっていい商品かよく考えて買うと思いますが、投資信託も同じことがいえます。過去の運用成績なども見て、自分に合った商品をじっくり吟味して購入しましょう。

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宮崎悠

インテリアコーディネーター/福祉住環境コーディネーター。建築会社退職後、主婦ライターとして5年目。株式投資歴12年。

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