FXの短期取引で使える「3つのルール」とは

田中和紀

2017.11.17.(金)

FXの短期取引ではルールが重要

FXの短期取引ではルール作りとそれを守る事が大切だと言われます。その理由は人間心理にあると考えます。

人間は欲や不安に弱く、その場の状況に流されがちです。それが良い結果につながれば問題はないのですが、多くの場合は悪い結果につながります。投資において、上がるか下がるかは5割の確率ですが、FXで儲かっている投資家は1割程度といわれています。

多くの投資家が勝てない理由は、人間心理が影響して合理的な行動ができなくなる理由もあります。

今年、ノーベル経済学賞を受賞したセイラー教授も、行動経済学の中で人間は必ずしも合理的でないと伝えています。ルール作りとそれを守るという事は、人間の欲や不安を抑制し、合理的な判断が下せる術であると考えます。人間社会に法律やルールがあるように、投資においてもルールは必要なのです。ルールがない無法地帯は、自由ですが自滅に向かっていくのです。

では、私の経験や知識から、FXの短期取引で使える以下3つのルールをお伝えします。

①売買の基準となる価格を決める

短期取引においてのルール①は、売買の基準を明確にする事です。買った時には売る価格を明確にし、売った時には買戻し価格を明確にします。

例えば、ドル/円を買った価格が113円であれば、売り時は114円にする。そして逆に向かえば112円でストップロスを置くなどです。

特に決済時のルールを明確にする事が勝敗を左右すると考えています。なぜなら決済時に欲や不安が一番強くなり、心が乱れ非合理な判断を下してしまう傾向があるからです。価格で決済時を明確にしていれば、ルール違反はすぐ発覚します。ルールが明快であれば、守りやすくもなるでしょう。

②売買サインのルールを決める

次にルール②は、テクニカル的な売買サインでのルールです。

例えばゴールデンクロスで新規建てを行えば、決済時はデッドクロスというルールです。

ただデッドクロスの時期や価格は不明瞭で、あらかじめ決済時の指値を入れる事ができない場合もあります。今ではデッドクロス時などを知らせてくれるシステムもありますが、万一相場が大荒れしてしまった場合は間に合いません。プラスであれば良いのですが、マイナスであれば大損となり再起不能となる事もあります。

よってこのルールを採用する投資家は保険的なストップロスの設定も必要でしょう。自分にとって致命的となる損失を逆算してストップロスを置きましょう。万一の為なので、普段の変動率では成立しないストップロスでも構いません。このトレードルールは決済時があいまいになるケースもある為、ルールを守る厳格な意思も必要です。

③決済する時間を決める

最後のルール③は、時間で決済時を設定する事です。

例えばドル/円を113円で買って、1週間後に売却するといったトレードです。一週間後、いくらになっていようが決済する事になります。損益をあらかじめ予測する事はできませんが、一週間前後の値幅を把握していれば損益幅の目安は予想できます。

ただこのトレードも万一に備え保険的なストップロスは必要です。大きく動き、思わぬ大損失にならぬよう通常以上の値動きには対処しましょう。

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田中和紀

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「FX・外貨投資スクール」で教壇に立つ。福岡大学卒業後、証券会社入社。金融ビッグバン当時、業界初のFX事業の立ち上げに関わる。投資実績としては、ドル/円、豪ドル/円のロングポジションの長期投資。年率にして平均15%で10年以上運用した。その他様々な金融商品を取引中。オプションSQに合わせて、オプションの短期売買を実施しています。2006年よりKAZUKI FP事務所代表。証券会社、情報ベンダーなどで講演・執筆を中心に活動。

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