結果を出せない株投資家の6つの共通点

ルウ・ハイアン

2017.08.15.(火)

受講生の7割以上がプラスの運用実績を出しているというファイナンシャルアカデミーの『株式投資スクール』。初級者〜中級者向けの株式投資の基礎知識を学ぶことができるこスクールの受講生からヒアリングをし、広く一般的に「結果を出せない株投資家」に共通する6つの共通点についてご紹介します。

①株が上がると予想してたのにタイミングを逃して悔しい思いをした

株価は上がることもあれば、下がることもあります。上がると予想していた場合、底値のタイミングで購入できればよいですが、そううまくいきません。しかし、思いもよらないタイミングで上昇してしまうと、高値で買うことを躊躇してしまいます。でも、押し目待ちに押し目はなし。彼らの口癖は「あの銘柄にはずっと目をつけていた」です。

▼対処方法
いっぺんに買うのではなく、時期をずらして、少しずつ買っていく方法もあります。株価上昇を確信しているなら、ドルコスト平均法のように下げ相場のときにも変わらず同量を買って取得単価を下げていく方法なども有効。いつのまにか高値をつけてしまった場合も、変わらず購入していくことで、株価の上昇トレンドについていくことができます。

②週刊誌の「お勧め銘柄」を信じて買ったけど損した

週刊誌のお勧め銘柄を買う方法は、多くの人の目に触れるため人気化しやすいですが、ホルダーは短期目線であることがほとんど。売り崩しにあうと、あっという間に短期株ホルダーたちは株を手放して、元の株価を割り込むことがあります。

▼対処方法
有名人によって取り上げられた銘柄は、需給が一時的に良化するが株価が乱高下する傾向があります。株価が落ち着いた後に再度エントリーするか、諦めて別の銘柄を割り切って探すのも手。10%以上、上昇した株を購入する時には「自分よりも高値で買う人は現れるか?」と一度自問をするべきだと思います。

③なんとなく「勘」で株の売買をしている

高騰していた株が値下がると、値ごろ感だけで購入。予想に反してリバせずに値下がりして、損切りがいつものパターン。いい加減、学習した方がいいのですが、損切りした後は痛手を忘れるので、同じことを繰り返してしまいがちです。資金は常に枯渇気味。

▼対処方法
「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」と多くのエントリーを繰り返し、勘が外れたらすぐ損切りをするというやり方は、間違っているわけではありませんが、資金管理が難しく、損切り貧乏で資金があっという間に枯渇してしまう可能性があります。必要なのはエントリーの精度。勘でエントリーしてもよいですが、数字に裏付けされた銘柄ならば、損切りする確率はグッと下がります。

④決算発表後、(どう反応してよいかわからず)売買が一歩遅れる

決算後、えいやと買った株がずるずると下がり続け、やむをえず売ったところが底値。その後、ドテンして買い直す気も起きず放っておいたら、年初来高値更新を連発。そんな苦虫を奥歯でギリギリと噛み潰した経験が誰にでもあるのでしょうが「あなただけじゃない」という言葉は何の慰めにもなりません。嫌いな言葉は「寄り天」。

▼対処方法
決算相場の特徴は、それぞれの会社の決算ヒストリーと、地合が複雑にからみあって、株価が上にいくか下にいくかが決まるので、安易に決算前に購入してしまう「決算ギャンブル」は避けたいところ。また、たとえ好決算の場合であっても、市場コンセンサスやアナリスト予想よりも下回った場合は、次の決算まで株価は低迷することが多いです。決算後に判断が遅れることは決して悪いことではなく、方向性が決まるまで待ってからトレンドに乗っても利益は減りますが損をする可能性も減ります。まずは相場のプロがどのように決算の数字を見るか、先に勉強するべきでしょう。

⑤ネットの掲示板やTwitterをみて、株の売買判断をしている

雑誌のお勧め銘柄と同じように、一時的に人気化するので急騰することが多いです。初動で乗れれば御の字ですが、たいていは高値掴みになります。一時的に急騰した銘柄は、空売りの格好の標的となり、その上、過去のホルダーたちの利確圧力によって、ザラ場中に急落することがほとんど。頭ではわかっているのですが、10回のうち1回、そのままストップ高まで連れて行ってくれることがあり、その快感を忘れられずに懲りずにエントリーしてしまう。

▼対処方法
株をやる人間は、実際に儲けた銘柄よりも、儲けそこなった銘柄の方が記憶に残る。つまり様子見をしているうちに高値をつけてしまうことが本当に嫌で、この気持ちが焦って新値に飛びつく冒険の後押しをしています。このようなポジションを持ちたい欲望に勝ってこそ、結果を出す株投資家になれることを肝に命じましょう。急騰する銘柄に飛び乗る行為は、イナゴと呼ばれますが、彼らは彼らなりの戦略があり、急騰銘柄で利益を出すのは相当難しい芸当です。自分のできるやり方で勝率の高いやり方を精査する必要があります。

⑥他人のおすすめに乗って買ったけど、すぐに下がって相手を恨んだことがある

思惑情報を流した相手を恨むことはするけど、それを信じた自分を責めることがないので、同じ間違いをなんども繰り返します。 売り煽りや買い煽りは株式市場では日常的なことなので、ある意味とても素直な人間です。誰も褒めてくれないでしょうが。

▼対処方法
単純なことですが、相手がなぜその銘柄名をあなたに伝えてくるのか、自分のなかで納得できる理由はあるか? なければ、相手の思惑に乗るということに気づいてください。乗ってもよいと判断する根拠は、相手の煽り文句以外にも最低限2つは用意して、購入しましょう。そして、もし株価が下がっても悪いのは教えた相手ではなく、信じた自分であることを肝に銘じます。

6項目に共通する特徴とは……

6項目に共通しているのは、自らの力で銘柄を選び出してホールドする能力がないことです。株式市場で経験を積めば銘柄を選ぶ能力は身につきますが、まだ経験の浅いうちは、どうやって銘柄を選べば良いのでしょうか。
『株式投資スクール』が、そういった方におすすめしているのは、まず「数字に強い人間になる」ことです。
数字というのは、曖昧な思惑が支配する株式市場において、唯一無二の客観的な指標です。これを頼りにすれば、大負けすることはぐっと減ります。

『株式投資スクール』が個人投資家にお伝えしたいこと

『株式投資スクール』では、実践的な「四季報」の読み方、決算短信のプロの読み方を徹底的に学習します。四季報や決算短信を使うやり方は多くのプロが実践している株式投資分析法です。「数字に強い」人間になることが、株式分析で他人より一歩先に立てる唯一の方法です。
これらは手堅いやり方で地味であるともいえますが、数字を読む能力は必ずあなたの株式投資の能力を上げてくれます。その他にも『株式投資スクール』では、『株式投資スクール ファンダメンタルズ分析ゼミ』『質問会』など、経験の浅い個人投資家の投資力があがる実践的なサポートを行っています。

 

ルウ・ハイアン

文筆家・歴史家として各メディアに寄稿。投資家としての側面も持ち、投資界隈の話題には事欠かない。また経済のトピックを誰にでもわかるように話す技術には定評がある。映画や書籍、または海外ゴシップにも精通している。日本語の他に、中国語・英語も堪能。

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