50代で起業独立を考えるなら! 夢を後押しする収入の仕組みを備えましょう。

高橋禎美

2017.07.24.(月)

みなさんは自分で起業したいと思ったことはありますか。
2014年度の中小企業白書によると、50代での起業数は15%、60代以降で30%でした。

中小企業白書2014年版:http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H26/PDF/07Hakusyo_part3_chap2_web.pdf

また、同白書によれば、50代の方が起業を考えるきっかけは以下の通りです。

1位:勤務先の先行き不安・待遇悪化 (35.7%)
2位:勤務先ではやりたいこと ができなかった (28.4%)
3位:周囲の起業家・経営者の影響(27.3%)

平均寿命が高齢化する今、多くの方々に「人生100年」の可能性があります。
50歳を超えて折り返した年齢になり、それぞれが「退職」のその先を想像してみるのだと思います。50代は方向転換するタイミングであるとも言われますが、人生の意義を叶える選択肢のひとつに起業を志す方も多いのでしょう。

今回は、起業するときに合わせて準備しておきたい「収入の方法」について考えてみましょう。

50代の起業。事業主として一生現役であり続ける。

ファイナンシャルプランナーとして、起業は、将来の収入を定年に制限されることなく、収入を得ることができる素晴らしい方法だと思っています。
自分の事業を持っていることはすなわち一生、現役だということです。
大きく儲けることを目指すのか、収入よりも人の役に立ちたいなど、あくせくしない身の丈に合う規模を目指すのかはその人おのおののことですが、自分に希望する限り働くことができる「職場」を持つことは、生涯の資産設計にとって大きな意義があると思います。

50代は起業に適している。

50代の人生の後半生こそ、自分の心の内からの要求に沿って、本当に自分のやりたいことを仕事にして起業するのに適した時期と言えるでしょう。若いころに夢を見るような自分探しではなく、やりたいことがはっきりと見えること、そして、社会人として経験を積み、実現可能な自分の力が発揮できる事業設計をたてることができるからだと思います。
事業が成功するためには、積み重ねた経験と知識、人脈があることは強みだと思います。体力と気力も備わっている世代であることも事業を起こすには適しています。

起業は、計画通りに軌道に乗る保証はない。
生活費を確保しておく。

起業する際にはまず、生活費の確保が必要です。
一年間収入がなくても生活できる額の貯金があると良いと言われていますが、ゆとりは多ければ多いほど良いです。
なぜなら、事業が一年で軌道に乗るのかどうかは、誰も保証してはくれないのです。
サラリーマンは自己の成績が悪くとも給与は入ってくるのに対して、自分の事業は半年でうまくいくかもしれないし、三年後かも、もしくはもっと先なのかもしれません。

駆け出しの事業は、シミュレーション通りに動かないケースが多いのが現実です。
人は、想定内の状況では適切な判断ができるけれど、外れると焦り、焦りが判断を狂わせることにつながります。平静を保つためには、やはりお金は必要なのです。
また、起業に際して勤めていた会社を退職すると、給与収入が途絶えます。
安定した収入がない一方で、支出は無くなることがありません。今まで一生懸命に少しずつでも貯めてきた貯金を、切り崩していく生活に切り替わります。そして、貯金は予想以上のスピードで減っていきます。これは本当に「氷が溶けるように」なくなっていくのです。

自分の事業以外の収入の道を準備しておく。

ファイナンシャルプランナーとして提案したいのは、本業以外で、少ない額でも毎月入ってくる収入を準備しておくことです。
私たちの生活は、毎月の収支が黒字であることが大前提です。これは大企業も同じです。優良企業でも、資金繰りを誤れば、黒字倒産が発生します。いくら「来月入ってくる収入がある」とあなたが訴えたとしても、金融機関は今月の不足を認めてくれません。
その時に、「働いて稼ぐ」本業の収入の他に、手にできる収入の存在はとても大きいのです。
そしてその収入の道を、できるなら複数持っていたいです。心と生活を支えてくれます。

事業以外の収入とは、例えば以下のような不労所得と言われるもので、何をしなくとも安定的に入ってくる収入があります。私が実際に運用している収入方法をご紹介いたします。

・賃貸物件の家賃収入
・毎日付いている外貨金利差によるスワップポイント

もしくは事業以外に、少ない時間を使って稼ぐ方法を持つことも考えられます。
これは、株式投資FXの売買による譲渡益などが挙げられます。

50代からの収入について詳しく知りたい方は『アラフィフおひとりさまが今から準備する老後の収入について』も参考にご覧ください。

ニュースで見るように、大企業でさえ経営が傾くこともあります。小さな自営業も、また同じです。
起業は、リスクを十分に考慮して進めることがもちろんですが、自分の生活と自分の事業を資金面で外側からも守り、支援する自衛の方法も合わせて考えておくと良いと思います。

 

高橋禎美

ファイナンシャルプランナー/ 一種証券外務員/ パーソナルカラーアドバイザー。大手アパレルメーカーを退職後、FPとして独立。無料相続もやもや相談会を開催中。

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